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【現代用語解説】フィランソロピー「飢えた人に魚の釣り方を教える慈善事業」

フィランソロピー / Philanthropy

飢えた人に魚の釣り方を教える慈善事業


アンドリュー・カーネギーの慈善事業(1903年)
アンドリュー・カーネギーの慈善事業(1903年)

概要


フィランソロピーはもともと人類愛を意味するが、現代における一般的な定義は「公共の利益や人々の生活を良くするためにプライベートで活動する人」である。

 

これは20世紀に発展した社会科学的側面と独自の人文主義的伝統を組み合わせたものである。この言葉は慈善事業とビジネス活動を比較するときに利用できる。

 

慈善事業を実践する人は慈善家(フィランソロピスト)と呼ばれる。現代における代表的な慈善家はビル・ゲイツメリンダ・ゲイツローレン・パウエル・ジョブズウォーレン・バフェットなどであり、一世代前になるとアンドリュー・カーネギー、ジョン・ロックフェラーなどが挙げられる。。

 

なお、辞典などでフィランソロピーはチャリティを調べると両者とも「慈善事業」など同じ意味が出てくるが、実際には両者にの間には際立った違いがある。重複することはあるもののすべてのチャリティがフィランソロピーというわけではない。

 

一般的に定義されている両者の違いは、チャリティは特定の社会問題を和らげることが目的であるのに対して、慈善事業は問題の根本的な原因に取り組もうとしていることである。

 

たとえるなら、飢えた人に魚を施すのが「チャリティ」であり、魚の釣り方を教えるのが「フィランソロピー」である。

 

たとえば、ローレン・パウエル・ジョブズは、さまざまな不利な環境下にある学生の高校卒業、大学入学、大学卒業率を改善するための非営利組織「カレッジ・トラック」設立し、貧困のせいで、あるいは家庭問題で、高校に満足に行けない子供を助けて、カレッジやユニバーシティへの進学を支援する慈善団体である。