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【人物解説】ローレン・パウエル・ジョブズ「ジョブズの元配偶者で女性実業家」

ローレン・パウエル・ジョブズ / Laurene Powell Jobs

ジョブズの元配偶者で女性実業家


概要


生年月日 1963年11月6日
国籍

アメリカ

職業 実業家
職歴

・メリルリンチ

・ゴールドマン・サックス

エマーソン・コレクティブ(創設者、幹部)

カレッジ・トラック(共同設立者、委員長)

学歴

・ペンシルバニア大学

・スタンフォード大学

資産

214億ドル(2019年5月)

政党

民主党

配偶者

スティーブ・ジョブズ

子ども

3人

ローレン・パウエル・ジョブズ(1963年11月6日生まれ)ははアメリカの女性実業家、経営者、アップル社前CEOで共同設立者のスティーブ・ジョブズの配偶者

 

教育、移民改革、社会正義、環境保護に関する支持する組織「エマーソン・コレクティブ」の創設者、幹部。貧困で恵まれない高校生の大学進学を支援する「カレッジ・トラック」の共同設立者、委員長。

 

2018年にパウエル・ジョブズとその家族は『フォーブス』誌の世界富裕層ランキングで40位にランクインし、現在テクノロジー産業で最もリッチな女性とされている。

 

パウエルはローレン・パウエル・ジョブズ信託の運営もしている。現在、カリフォルニア州パロアルトで3人の子どもたちと暮らしている。

重要ポイント

  • スティーブ・ジョブズの配偶者
  • 教育や環境などの慈善事業を積極的に創設し運営している
  • 世界で最もパワフルな女性の1人として知られる

略歴


幼少期とキャリア


ニュージャージー州のウェストミルフォードで生まれ育つ。ペンシルバニア科学芸術大学の政治科学の学士号を取得後、1985年にウォートン・スクールで経済学の学士を取得。1991年にスタンフォード大学経営大学院でMBAを取得。

 

1989年10月にジョブズは「トップからの視点」という講義をスタンフォードビジネススクールで行うが、ローレンス・パウエルは当時MBAの新入生で、その講義の一番前にもぐりで参加、隣に座っていたジョブズと会話をはじめる。

 

二人はその夜から食事をはじめ2年後の1991年3月18日に婚約。ヨセミテ国立公園のアワニーホテルで結婚式を挙げた。結婚式の司会をつとめたのは、禅仏教の僧侶の乙川弘文だった。

 

ジョブズとのあいだに、長男リード(1991年)、長女エリン(1995年)、次女エヴァ(1998年)をもうける。また、以前ジョブズが関係があった女性ブレナンとの間に生まれた非嫡出子の娘リサ・ブレナン・ジョブズの継母でもある。

 

パウエル・ジョブズは自然食品会社で北カリフォルニで小売を営むTerraveraの共同創設者である。また、学生たちに標準化されたテストでより効果を発揮できる勉強を補助するオンラインサービスを提供するAchievaの取締役会会員でもある。

 

ビジネス・スクールに入学する以前のパウエルはメリルリンチに勤め、また3年間ゴールドマン・サックスで債権取引ストラテジストとして働いている。

 

2017年10月3日、NBAのワシントン・ウィザーズやNHLのワシントン・キャピタルズ、キャピタル・ワン・アリーナなどを所有する米国のスポーツ・娯楽事業大手Monumental Sports&Entertainment社の株を購入。パウエルは同社の20%の株を所有し、会長のテッド・レオンシスに継ぐ2番目の大株主となった。

スティーブ・ジョブズの死とその後


2011年10月5日にジョブズが亡くなると、2013年5月にウォルト・ディズニー株やアップル株などのジョブズの資産を受け継ぐ。

 

ローレン・パウエル・ジョブズ信託を管理し、1億3000万〜1億4000万ドルのウォルド・ディズニー株を所持しており、個人筆頭株主として知られている。

 

2018年にパウエル・ジョブズとその家族は『フォーブス』誌の世界富裕層ランキングで40位にランクインし、現在テクノロジー産業で最もリッチな女性とされている。

 

パウエルは噂によると元ワシントンD.C.の市長エイドリアン・フェンティーと恋愛関係にあるという。2018年5月パウエルはサンフランシスコ近郊の古風な高級住宅街ロシアン・ヒルにある1650万ドルの不動産を購入している。


慈善家


カレッジ・トラック


1997年、パウエル・ジョブズとカルロス・ワトソンは東パロアルトで、さまざまな不利な環境下にある学生の高校卒業、大学入学、大学卒業率を改善するための非営利組織「カレッジ・トラック」を共同で設立。

 

カレッジ・トラックは貧困のせいで、あるいは家庭問題で、高校に満足に行けない子供を助けて、カレッジやユニバーシティへの進学を支援する慈善団体である。

 

カレッジ・トラックの高校卒業生の多くは第一世代大学生(親が大卒ではない)で、約90%が4年制大学に進学し、70%が6年制大学に進学にしているが、全国の第一世代大学生の割合は24%である。

 

カレッジ・トラックの施設は東パロアルト、サクラメント、サンフランシスコ、オークランド、ワッツ、ボイルハイツ、ニューオーリンズ、オーロラ、コロラド、デンバー、ワシントンD.C.地区にある。

 

パウエルによると「私たちは今後、同施設をオープンしたいと考えている都市が5つある。ただ私は高品質の教育サービスを維持させたいため、簡単にフランチャイズを作ったり私たちが用意したカリキュラムやトレーニングを普及させて成長することに対しては消極的です」と話している。

エマーソン・コレクティブ


2004年、パウエルは教育や入国管理組織、環境、社会正義、メディア、ジャーナリズム、健康に焦点を当てた社会変革組織「エマーソン・コレクティブ」を設立する。同組織はカリフォルニア州パロアルトに本部があり、パートナーシップ、助成金、投資を通じてさまざまな慈善活動を行っている。

 

たとえば、DACAやDreamersをサポートするキャンペーンを含め、いくつかの社会的権利の擁護を行うプロジェクトを主導している。

 

2015年9月、パウエル・ジョブズは「XQ The Super School Project」と呼ばれる新しい教育を実施する高校を設立するためのプロジェクトに5000万ドルの投資を行った。XQでは国営による古臭い高校教育モデルを変革するため、学校スケジュールやカリキュラム・テクノロジーを変えるよう努めているという。

 

2017年6月28日、エマーソン・コレクティブは、雑誌『アトランティック・マンスリー』を買収した。

その他


2014年にパウエルは『フォーブス』誌で世界で最もパワフルな女性ランキングで29位に選出された。2013年は39位だった。

 

パウエル・ジョブズは気候変動対策に関する研究及び提言を行う非営利組織「クリミネイト・リーダーシップ・カウンシル」の創設メンバーでもある。

 

2018年現在、パウエル・ジョブズは、カレッジ・トラック、コンサーベーション・インターナショナル、スタンフォード大学の理事の重役会会員を務めている。またXQの取締役会長でもあり、外交評議会の議長の諮問委員会にも就いている。